便利な世の中を妄想!勝手にIoTを考える委員会

この春から携帯電話キャリアで第5世代移動通信システム「5G」のサービスがスタートし、より便利な世の中に変化しつつあるようですが。エンドユーザーである私たちは未だにその実感はないように思えてなりません。ところで、5Gをより実感できるのはどの部分だと思いますか? インターネットの速さ? 映像の美しさ? いえいえ!私は、IoT(アイ・オー・ティー)にこそ5Gが実感できる要素が詰まっていると思います。そもそもIoTとは、Internet of Thingsという言葉で、インターネットと通信機能を持ったモノが個人に寄り添った情報を取得したり、発信してくれるということなんです。わかりやすく言うと、ドアの鍵を閉め忘れたかな? と思ったときにスマホで確認し、施錠を行ったり、家に帰ってくると、人を感知して勝手に電気がついてくれたり、とにかく私たちの生活を便利にしてくれる優れものなんです。昨今、IoT家電が発展し、掃除機、鍵、冷蔵庫、マッサージチェアー、もはや家までIoT化され、スマートハウスなんて呼ばれています。
そこで今回は、5Gがより私たちの生活に浸透し、IoTが最大限に発展したときの世の中を妄想しつつ、勝手にIoTを想像する委員会を立ち上げます。

ライター:CLIP編集部

【参加メンバー】
澤田:CLIP編集部。5Gが実装される近未来の流行モノを日々考察するディレクター。
佐倉:CLIP編集部。最新ガジェットに目がない、ガジェットオタクライター。
井川:広告代理店営業。IoT家電を良く使用し、流行に敏感な営業マン。

【ルール】
※既に存在する、実現は不可能など、想像に制限を与えないため、事前にあるかどうかのリサーチはなしとする。
※各発表者のプレゼン後、全員の追加意見の後に、実際にあるかを調べてみる。

あれはどこ?これはどっち?がなくなる家の物を管理するIoT「全自動片付け機」

澤田:本日はお集まりいただき、ありがとうございます。皆さんには、未来を良くするために最大限に想像を掻き立ててもらい、勝手にIoTを想像していただきます。よろしくお願いします。今回のテーマは「私の不便を解消してくれるIoT」です。佐倉さんからお願いします。

佐倉:では私が勝手に想像したIoTは「全自動片付け機」です。想像した理由としては、私の家には洋服をはじめ様々な物が多すぎて、家の収納では収まらなくなりつつあるということからです。この「全自動片付け機」は家の地下、もしくは壁一面を利用します。イメージとしては、車を入れると屋内に保管してくれるタイプの立体駐車場です。あれからインスピレーションを得て、想像できました。
機能はというと、屋内の一角に設置してある「回収ボックス」に片づけたい物を入れると、それをカメラで認識してくれて、それぞれのジャンル(洋服、家具、食器、書籍など)ごとに振り分けて収納してくれます。物を取り出したいときには「取出ボックス」を利用します。タブレット式の液晶が備え付けられており、取り出したとき、収納しているものを確認したいときに使用できます。この「全自動片付け機」があることで「あれはどこだ?」みたいな探し物をする時間が節約できますし、家の地下に収納することで屋内のスペースを有効活用することができます。
発展系の機能として、もう要らなくなった物をタブレット上で選択し、オークションサイトなどに出品してくれる。また、洋服を例に挙げると、次の日のコーディネートをタブレットに予約し、起きる時間には準備されているなど、他にも想像は膨らみそうです。

澤田:すごいものを想像しましたね。これは家の新しい倉庫の形かもしれませんね。未来の倉庫は地下にできているのかもしれません。

井川:話を聞いていて、ほかにも機能を考えてみたのですが、これに洗濯機能とか、食器洗い機能とか付けばより便利になりそうですね。

全自動片づけ機

佐倉:確かにそうですね。もう少し想像力があれば、より良い機能が発見できるかもしれませんね。それではこの「全自動片付け機」があるかどうかをリサーチしてみましょうか。

澤田:「全自動片付け機」で検索してみると、衣類やおもちゃで散らかった部屋をロボットが指定された場所へと片付けるロボットがあるようですね。片づけるものをカメラで認識し、潰れないように掴んで片づける。さらには、人が口頭で指示することもできるんだとか。機能は少し違いますが、やりたいこととしての意識は同じですね。もっと調べてみると、乾燥した衣類を入れると自動で折りたたんで収納してくれるタンス型ロボットも開発されているようです。

佐倉:やはり、開発は進んでいましたか。ただ、私の想像した倉庫のような「全自動片付け機」はもう一歩未来の想像だったのかもしれません。まずは、家の中で自動で片づけてくれるロボットが世間に浸透するのを待ちましょう。

澤田:佐倉さん、ありがとうございました。続いては私から発表させてください。

気になる人を絶対に濡らさない!本当に必要?な「IoT傘」

澤田:私が想像したのは、「IoT傘」です。私は特に傘へのこだわりはなく、ビニール傘を使用するのですが、よく忘れてしまったり、ときには盗られてしまうことがあります。そんなビニール傘の不便を解消してくれるインターネットと連動した傘を想像しました。機能としては、雨の降り時を柄のバイブレーションで教えてくれる「緊急雨速報」。これで雨に濡れることなく傘をさすことができます。もうひとつは、「指紋認証機能」と「アラーム機能」です。傘って傘立てに置いていてもたまに盗られたりするじゃないですか。なので、GPSを搭載し、スマホとリンクさせて、ある一定の距離を離れてしまうとアラームが鳴る仕組みにするんです。これで盗難されても場所がわかり、取り返すことができるんじゃないかと思います。そして指紋認証機能ですが、その指紋を登録している人しか開くことができないようにするんです。そうすれば盗ってしまった人は開けなくなります。あともう一つ、傘の模様を変化できる機能です。気分によって、色や模様を変化させることができ、コーディネートにも合わせることができます。

IoT傘

井川:思いついたのですが、相合傘をするときに、ちょっと大きくなる機能なんてあるとよさそうですね(笑)。どちらとも濡れなくて、気まずい空気を過ごさなくて済みそうです。でも、一つ思ったのですが、傘ですよね(笑)?  ここまで近未来な機能を付けた傘ってすごく高価な気がしますね。

佐倉:たしかに……。でもこの傘があれば、一生物ですよ! 例えば、ビニール傘が1本500円として、一生のうち平均で半年に1回無くしてしまう計算だと、年に1,000円、一生を80年だとすると80,000円! 単純ですが、この「IoT傘」を80,000円以内で販売できれば、可能性は見いだせますね(笑)。

澤田:佐倉さん、フォローありがとうございます(笑)。それではこの「IoT傘」があるかリサーチしてみましょう。「傘 IoT」で調べてみると……。ありますね……。名前は「スマートアンブレラ」と言うそうです。外国の企業が開発しているそうで、Bluetoothが搭載され、スマホと連動させることで、傘を置き忘れたまま、一定距離を離れた場合、アラームが送られ、置き忘れを知らせてくれるそうです。さらには、最後に傘を置いた場所が地図に記録されるので、あとから傘をどこに置いたかを確認することができるそう。また、天気予報で雨になる予想の場合には、専用アプリがスマホに傘を忘れないようアラームを発信し、傘を持参するよう促してくれるそうです。想像したことをほとんど叶えていますね。そして気になる値段ですが、79ドル~と普通のビニール傘よりも、少々値は張りますが、思っていたよりも高価ではありませんね(笑)。では、最後に井川さんの発表をお願いします。

わずかな時間で完全回復!アニメに出てきそうな「IoT枕」

井川:はい、私が想像したのは「IoT枕」です。皆さん、この日はどうしても早く寝ないといけないとか、睡眠時間が短くて疲労が回復しないという経験があるのではないでしょうか? この「IoT枕」を使用すれば、短い睡眠時間でも疲労を回復してくれるアニメにありそうなIoTです(笑)。確実に短時間で睡眠に誘ってくれる機能を持っており、形状は通常の長方形型の見た目とは違い、頭全体を覆う形にします。その形から繰り出される機能として、ヘッドスパ機能があります。頭全体をもみほぐします。さらに、枕自体の硬さ、高さも使用する人に合わせて調整してくれます。脳波を計測することで、睡眠の質を向上させ、自身のスマホに日々の睡眠の質を報告してくれ、健康状態もチェックすることができます。アロマ機能が内蔵され、好きな匂いに包まれながら眠りにつくのもいいですね。
個人的に一番理想とする機能は、脳波を調整して好きな夢を見ることですね。鳥のように空を飛んだり、人気アーティストになって、ライブ会場で気持ちよく歌ってみたいですね(笑)。

佐倉:好きな夢を見れるのはいいですね! VRみたいな感じだけど、夢だからよりリアルになりそうですね。だけど、好きな事だけ見れる夢だと全く起きたくなくなるかも。それこそ、このIoT枕を使って好きな夢を見すぎて、現実世界に戻ってれない人とか出てきたりとか、一歩間違えるとすごく危ない気がしますね(笑)。

IoT枕

澤田:すごく夢があって、良い枕ですね。それではこの「IoT枕」があるかリサーチしてみましょう。「枕 IoT」で調べてみると……。あるんですね……。センサーと連動したスマホアプリで日々の睡眠を計測するみたいです。これまで計測、可視化できなかった自身の睡眠の質を心拍数、呼吸数、寝返り、睡眠時間、睡眠の深さを確認し、改善、向上させるIoT家電だそうです。この枕では夢までは見れないそうですね(笑)。さらに深く調べてみると、枕とは少し外れるのですが、アメリカの企業で睡眠時に着用するヘッドセットが開発され、睡眠時の脳の活動とシンクロし、なかなか寝付けないという悩みを解消し、入眠までの時間が平均30%短くなったという優れものもあるそう。「IoT 枕 脳波 夢」で調べてみると、悪夢を見れる枕もあるそう……。スピーカーを内蔵した枕で、不快感を覚える音や、実際の心霊現象が起きた音を収録し悪夢を見せるようです。この技術を発展させれば、楽しい夢を見る枕も開発されそうですね。

今回、勝手にIoTを想像してみましたが、私たちが想像するモノは浸透していないだけで、存在することがわかりました。これからもより良い生活を過ごすために想像していけば、いつか世の役に立つ新しいIoTが生まれるかもしれません(笑)。現存するIoTをうまく使いこなすために、新たな生活を送るために、インターネット回線の充実を検討してみてはいかがでしょうか?


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※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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    CLIP編集部

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